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失敗しないVPNの選び方|比較すべき5つの重要ポイントを徹底解説

これまでの記事で、「フリーWi-Fi(公衆無線LAN)に潜む深刻な危険性」と、その根本的な対策としての「VPNの仕組みやメリット」について詳しく解説してきました。

VPNが、いかに現代のインターネット社会において、私たちの安全とプライバシーを守るために不可欠なツールであるか、その重要性は十分にご理解いただけたかと思います。

しかし、いざ「自分もVPNを導入しよう」と決意してインターネットで検索してみると、次のような壁に突き当たってしまうのではないでしょうか。「NordVPN」「ExpressVPN」「Surfshark」「CyberGhost」「MillenVPN」「無料VPN」…国内外の無数のサービスが溢れかえっており、一体どれを選べば良いのか、途方に暮れてしまうのも無理はありません。

「料金が一番安いところを選べばいいの?」「サーバー数が多いと何が良いの?」「そもそも無料VPNではダメなの?」

こうした疑問を抱えたまま、安易な基準でVPNサービスを選んでしまうことは、実は非常に危険な行為です。選び方を間違えると、安全になるどころか、フリーWi-Fiを使うよりも深刻なリスクにあなたの個人情報をさらしてしまう可能性すらあります。

この記事では、あなたがVPN選びで絶対に失敗しないために、数あるサービスを比較検討する上で、絶対に外すことのできない「5つの重要な比較ポイント」を、初心者の方にも分かりやすく徹底的に解説します。この「モノサシ」を手に入れれば、あなたにとって本当に価値のある、信頼できるVPNサービスが自ずと見えてくるはずです。

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大前提:「無料VPN」を選んではいけない理由

まず、有料・無料を問わず、VPNサービスを選ぶ上で最も重要な大前提からお伝えします。それは、「明確な目的とリスクの理解なしに、安易に無料VPNを選んではいけない」ということです。

前回の「VPNとは?」の記事でも触れましたが、VPNサービスは、世界中に高性能なサーバー(中継基地)を設置し、それを24時間365日、高速かつ安全に維持・管理し続ける必要があります。これには莫大な設備投資と人件費、つまり運営コストがかかっています。その高コストなサービスを、なぜ彼らは「無料」で提供できるのでしょうか。

答えは単純です。ボランティアで運営しているわけではなく、必ずどこかに「収益源」があるからです。その収益源こそが、無料VPNに潜む最大のリスクとなります。

無料VPNの主な収益モデルは、あなたの個人情報を利用することです。例えば、あなたがどのサイトを閲覧し、どのアプリを使ったかという詳細な「閲覧履歴(ログ)」を収集・記録し、そのデータを匿名化(あるいは、そうでない場合も)して、広告会社やマーケティング企業に販売することで利益を得ているのです。セキュリティのためにVPNを使おうとしたのに、あなたのプライバシーが切り売りされていては、本末転倒です。

また、そこまで悪質でなくとも、無料ユーザーには厳しい機能制限や速度制限を課し、アプリ内でしつこく有料プランへのアップグレード広告を表示させることで収益を得ているモデルもあります。これでは、いざという時に通信が遅すぎて使い物にならなかったり、データ通信量の上限に達してしまったりと、実用性に乏しい場合がほとんどです。

さらに最悪なケースとして、無料VPNアプリそのものにマルウェア(ウイルスやスパイウェア)が仕込まれており、インストールした瞬間にあなたのデバイスが乗っ取られたり、重要な情報が盗まれたりする事例も報告されています。「安物買いの銭失い」ならぬ「無料利用の情報失い」です。フリーWi-Fiの危険性を回避するために導入した無料VPNが、フリーWi-Fiそのものよりも遥かに危険な存在である可能性すらあるのです。この大前提を、まずは肝に銘じてください。

失敗しないVPNの選び方|比較すべき5つの重要ポイント

では、「信頼できる有料VPN」を選ぶためには、何を基準に比較すれば良いのでしょうか。機能、価格、国数など、比較項目は無数にありますが、VPNの本質的な価値を見極めるために、初心者が絶対に外してはいけない最も重要なポイントは、これから紹介する5つに集約されます。この5つの「モノサシ」で各サービスを比較検討すれば、大きな失敗をすることはありません。

ポイント1:安全性とプライバシー(ノーログポリシー)

VPNを選ぶ上で、他のすべての項目(速度や料金)よりも優先される、絶対的な最重要項目。それが「安全性」と「プライバシー保護」です。

VPNの仕組み上、あなたのすべてのインターネット通信は、VPNサービス会社が管理する「VPNサーバー」を経由します。VPNは、いわばあなたの通信が必ず通過する「関所」のようなものです。もし、その関所の役人(VPN運営会社)が、通過するすべての人(ユーザー)の「名前、行き先、会話の内容(通信ログ)」を詳細に記録・保存していたとしたら、どうでしょうか。それはプライバシーの丸裸を意味し、VPNを使う意味がありません。

そこで確認すべきが、そのVPNサービスが**「ノーログポリシー(ログなし方針)」**を明確に掲げているかどうかです。これは「私たちは、あなたの閲覧履歴、接続時間、接続元のIPアドレスといった、あなたのプライバシーに関わる一切のログ(履歴)を保存しません」という、運営会社による公式な宣言です。

しかし、ここで安心してはいけません。世の中には「ノーログです」とWebサイトで宣言しているだけの「自称ノーログ」VPNサービスが多数存在します。本当に重要なのは、その宣言が「本物」であるかどうかです。

その信頼性を担保するのが、**「第三者機関による独立監査」**です。信頼できるVPNサービス(例えば、このブログで今後詳しく紹介するNordVPNなど)は、自社のノーログポリシーが偽りでないことを客観的に証明するために、PwC(プライスウォーターハウスクーパース)やDeloitte(デロイト)といった、世界的な大手会計事務所やセキュリティ専門機関による厳格な監査を定期的に受けています。そして、その監査結果(「ポリシー通り、ログは一切保存されていなかった」という証明レポート)を一般に公開しています。「自称ノーログ」ではなく、「第三者監査済みノーログ」であること。これが、あなたの命綱とも言えるプライバシーを預けるに足る、信頼できるVPNサービスを見極める最大のポイントです。

ポイント2:通信速度と安定性

VPNの本質はセキュリティですが、日々の利用において快適さを左右するのが「通信速度」です。VPNは仕組み上、通信を「暗号化」し、「VPNサーバーを経由」するという2つのプロセスが加わるため、VPNを利用しない「生」の接続(ネイティブ接続)と比較して、どうしても通信速度は低下する宿命にあります。

問題は、その速度低下が「体感できないレベル」なのか、それとも「明らかなストレスを感じるレベル」なのか、です。せっかくVPNをオンにしても、「Webサイトの表示が異様に遅い」「高画質の動画がカクカクして頻繁に止まる」「オンラインゲームでラグ(遅延)が発生して勝負にならない」といった状態では、次第にVPNを使うこと自体が億劫になってしまいます。

この通信速度と安定性を決める主な要因は2つあります。一つは、VPNサービスが採用している「通信プロトコル(通信規格)」です。近年、大手のVPNプロバイダーは、従来のプロトコルよりも遥かに高速で安全な、独自開発のプロトコル(例えばNordVPNの「NordLynx」や、ExpressVPNの「Lightway」など)を提供しています。こうした次世代の高速プロトコルに対応しているかは、速度を比較する上で非常に重要です。二つ目は、「サーバーの品質と数」です。世界中に高性能なサーバーを多数設置していれば、一つのサーバーに利用者が集中する「混雑」を避けることができ、安定した速度が維持されます。

ポイント3:料金プランとコストパフォーマンス

ポイント1(安全性)とポイント2(速度)を満たす高品質なVPNは、前述の通り「有料」が前提となります。しかし、その価格設定はサービスによって様々です。

多くのVPNサービスでは、契約期間が短い「1ヶ月プラン」(月額1,500円〜2,000円程度)と、契約期間が長い「1年プラン」や「2年プラン」が用意されています。1ヶ月プランは割高ですが、2年プランのような長期契約を選ぶと、月額換算でわずか数百円(ランチ1回分や缶コーヒー数本分)程度にまで抑えられるケースがほとんどです。

ここで比較すべきは、単純な価格の「絶対額の安さ」だけではありません。最も重要な視点は「コストパフォーマンス」です。つまり、最重要項目である「安全性(第三者監査済みノーログ)」と「通信速度(高速プロトコル)」という高品質なサービスを維持しつつ、どれだけ手頃な価格を提供しているか、という総合的なバランス感覚です。いくら安くても、ログを取られていたり、遅すぎて使い物にならなかったりするVPNには1円の価値もありません。

また、安心して試すために「返金保証制度」の有無も必ず確認しましょう。多くの信頼できる有料VPNには、「30日間全額返金保証」といった制度が設けられています。これにより、実際に契約して自分の環境で速度や使い勝手を試し、もし満足できなければ理由を問わず全額返金してもらえるため、リスクなく導入を判断することができます。

ポイント4:サーバーの設置国とサーバー数

これは「通信速度(ポイント2)」の安定性にも関連しますが、それ以上にVPNの「活用術(ジオブロック回避)」に直結する重要な要素です。

まず「サーバー総数」です。単純にサーバーの総数が多ければ多いほど(例えば全世界で5000台以上など)、利用者が効率的に分散されやすく、混雑による速度低下を防ぐことができます。サーバー総数が少ないVPNは、特定のサーバーにアクセスが集中しがちです。

次に重要なのが「サーバー設置国」の数です。設置されている国の種類が多ければ多いほど、あなたがアクセスできる国(=なりすますことができる国)の選択肢が増えます。これは、前回の記事で解説した「ジオブロック(地域制限)」を回避する上で決定的な意味を持ちます。

例えば、あなたの目的が「海外から日本の動画サービス(TVerやAbemaTVなど)を見たい」ということであれば、そのVPNが「日本国内」に十分な数のサーバーを設置していることが絶対条件です。逆に「アメリカでしか見られないNetflixの作品を見たい」のであれば、アメリカ国内にサーバーが必要です。あなたの目的を達成するために、必要な国にサーバーがしっかり設置されているかを確認しましょう。

ポイント5:アプリの使いやすさと同時接続台数

最後に見るべきは、日々の「使いやすさ(ユーザーインターフェース)」です。VPNは一度設定したら終わり、というものではありません。特にフリーWi-Fi対策として使う場合、カフェやホテルでWi-Fiに接続するたびに、VPNアプリを起動して「接続」ボタンを押す、という操作が伴います。

そのため、PCやスマホ(iPhone/Android)の専用アプリが、直感的で分かりやすく、迷うことなくワンタップ(ワンクリック)で簡単に接続できるかどうかが、継続して使い続ける上で非常に重要になります。設定が複雑だったり、接続に時間がかかったりするアプリは、次第に使うのが面倒になり、結局「まあいいか」とVPNを使わずに接続してしまう、という最悪の事態を招きかねません。

あわせて確認したいのが「同時接続台数」です。現代の私たちは、スマートフォン、ノートPC、タブレット、デスクトップPCなど、複数のデバイスを所有しているのが当たり前です。あなたが契約した一つのVPNアカウントで、同時に何台のデバイスまでVPNに接続し、保護できるのか。例えば「同時接続6台」や「同時接続10台」といったサービスなら、あなたの所有する全デバイスはもちろん、場合によっては家族のデバイスまで一つの契約でカバーできるかもしれません。これもコストパフォーマンスに関わる重要な指標です。最低でも5〜6台は欲しいところです。

まとめ:あなたの目的に合った信頼できるVPNを選ぼう

今回は、星の数ほど存在するVPNサービスの中から、あなたが後悔しない、本当に信頼できるVPNを選ぶための「5つの重要な比較ポイント」を徹底的に解説しました。

まず大前提として、「無料VPN」はその仕組み上、あなたのプライバシーを収益源にしている可能性が非常に高く、選択肢から除外すべきであること。そして、有料VPNを選ぶ際には、以下の5つの「モノサシ」で比較することが重要です。

1. **安全性とプライバシー(「第三者監査済み」のノーログポリシーであるか)**
2. **通信速度と安定性(高速な独自プロトコルに対応しているか)**
3. **料金とコストパフォーマンス(長期契約での価格と返金保証の有無)**
4. **サーバー(目的の国に十分な数のサーバーがあるか)**
5. **使いやすさ(アプリが直感的で、同時接続台数は十分か)**

この5つの基準で各社を冷静に比較検討すれば、「安かろう悪かろう」の危険なVPNや、あなたの目的に全く合わないサービスを選んでしまうという最悪の失敗は、確実に避けることができます。

さて、ここまで読んで「VPNを選ぶための基準は、もう完璧に分かった。では、その厳しい5つの基準をすべて高いレベルで満たしている、最もおすすめのVPNサービスは結局どれなのか?」と、具体的な答えが知りたくなっているかと思います。

次回の記事では、いよいよ、この5つの基準すべてにおいて世界トップクラスの評価を得ており、当ブログが最も推奨するVPNサービス「NordVPN」について、なぜそれが最強の選択肢と言えるのか、その理由を料金、安全性、使い方、評判のすべてを網羅して徹底的にレビュー・解説していきます。

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